就活コラム

働くをもっと自由に。
もっと自分らしく。

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 就活
  4. 【理系職志望者必見】気を付けたい!実例を交えた『研究概要』解説!

【理系職志望者必見】気を付けたい!実例を交えた『研究概要』解説!

 

Libertyでは、この就活コラムを通して新卒就職活動に関する有益な情報を発信していきます!

 

「就活ってそもそも何から始めたらいいの?」「就活って聞くだけで辛そう…。」など、就職活動で悩んだり、行き詰まったりしていませんか?

私たちは就職活動を経験した学生だからこそ分かる、リアルで価値の高い情報をお伝えしていきます。

 

【プロフィール】

株式会社Liberty

福岡×若手に特化したキャリア支援を行う。「自分らしく生きる人を増やす」をモットーに面談・就活イベント・就活情報を通して学生のキャリア形成をサポート。

▼面談お申し込みこちら▼
https://www.liberty-inc.co.jp/blank-2

 

皆さんこんにちは!

時計をしたままテニスをしたら日焼け跡が大変なことになりました!Liberty学生インターンの南です!(詳しいプロフィールは記事の最後に記載しております)

さて、今回のテーマは理系職志望者にとって避けることの出来ない

『研究概要』

について、実際に21卒理系職志望者として取り組んだ上で感じた注意点やそのコツをお話していきたいと思います。

 

 

 

目次
1.なぜ研究概要を問われるのか?
1-1.伝達力を測りたい
1-2. 問題解決力・責任感を測りたい
1-3. 持っている知識量を知りたい

2.研究概要を書くときに気を付けたいポイント
2-1. 専門用語を極力使わない
2-2. 順序立てられた構成で簡潔に書く
2-3. 口調を揃える

3.まとめ

 

 

1.なぜ研究概要を問われるのか?

そもそもなぜ採用選考の過程で研究概要は問われるのでしょうか。

それには大きく分けて3つの理由があると考えられます。

 

1-1. 伝達力を測りたい

これは非常に重要視されている部分だと思います。

 

巷では「研究するのにコミュニケーション能力は必要ない」なんて風潮があったりもしますが、それは大きな間違いです。そもそも企業は利益がなくては成り立たないため、需要のあることに投資して研究を進めさせます。逆を言えばその需要に対し、何故・どのようにしてアプローチをして利益に繋げるのかを理解してもらえなければ投資してくれないというわけです。

 

加えて、企業では一つのプロジェクトに携わるのは個人ではなく複数人になります。それぞれが工程ごとに関わっていき一つの成果を生み出すのです。

 

例えばメーカーでは、

Ⅰ.商品企画部門:世間のニーズ調査を基に新商品のコンセプトやコスト試算などの企画
Ⅱ.研究開発部門:企画を基にした製品の具現化
Ⅲ.生産・品質管理部門:製品生産体制を整え、ニーズに迅速に応えるための体制を作る
Ⅳ.広告部門:存在感の出し方、世間での認知度・期待度を高めるための打ち出し方を考え、実行
Ⅴ.営業部門:より消費者が手に取りやすい環境作り、商品特徴の説明・売り出し

 

といった流れで一つの製品が生み出されます。(かなり簡単に書いています)

 

この中で理系職と呼ばれるのはⅡ・Ⅲ(業界・企業によってはⅠも含まれる場合も有り)です。この2つは全行程の中流にあり、上流から下流までを繋ぐ上で非常に重要な役割を担うのが見て取れます。そして、その役割を果たすには個々の業務を果たすのはもちろん、何故・どのようにアプローチするか/したか、どのような問題が発生してどう解決すべきかの提案などを詳しい知識が無い人に対しても「言葉」を用いて伝えることが求められます

 

そこで、学生がリアルタイムで行っている研究内容をいかにして伝えるのかを確認し、説明が簡潔か、どんな人でもわかりやすい話し方をしているかといった部分を評価していると考えられます。

 

1-2.問題解決力・責任感を測りたい

どんな研究であっても最初から最後まで全く問題なく進むことはほとんど無いと思います。

 

そんな中で予期せず問題に直面した時「どのように」「どんな理由」で対応したかということを知ることで、その学生の持つ問題解決能力のポテンシャル自身の受け持っているプロジェクトへの責任感を測るというわけです。

 

それによって業務中におきた問題や課題に対してどう立ち回るのかが分かり、より臨機応変な対応が出来る人材を手に入れることが出来ることに繋がると考えられるのではないでしょうか。

 

1-3.持っている知識量を知りたい

この意図を持たれるのは、医薬品メーカーの研究職などといった非常に高い専門性を必要とされる業界・職種の採用試験を受ける際にあると思います。

 

これまで、そして今行っている研究を通してあなたが得た知識が企業の行っている研究内容と合致しているか、採用することでその知識をベースとして新たな知見を身につけ、企業に貢献することが出来るのかといったことを確認していると考えられます。

 

正直これはかなり難しい領域の話になると思います。企業の「ビジネスに繋がる研究」と「学術発展のために行っている自身の大学・大学院での研究」がまるっきり繋がるケースはかなりレアだと考えられるからです。しかし、研究室の推薦などこの状況が生じて内定をもらえたという人も少なからずいるため、頭の片隅に少し残しておいてもいいかなと思います。

 

 

2.研究概要を書くときに気を付けたいポイント

研究概要が課される時の条件として、250~400文字や、場合によっては1000文字以上で記述する場合、A4用紙1~2枚で自由記述する場合、企業指定のフォーマットに書き込む場合など様々です。

 

しかし、それぞれに共通して気を付けたい点がいくつかあるので紹介します。

 

2-1.専門用語を極力使わない

これはかなり大切なことだと思います。と言うのも読み手があなたの研究に対する専門的な知識を十分に持っている可能性は低いためです。

 

研究概要は研究職員が評価する企業もありますが、それでも皆さんの特定の研究内容に対して知識を十分に持っていることは期待できないと思ったほうが良いです。更に、文系出身の人事が評価する場合ももちろんあるわけですから専門用語の連発されているものよりも最大限まで噛み砕かれた表現で書かれているものの方が理解しやすく、印象に残る可能性が高くなりますよね。

 

加えて、1-2でも述べたように、相手が知識を持ち合わせていない場合でも正しく伝達できるかどうかということを見られているということを考えると、出来る限り誰にでもわかる表現を使うことを心掛けるべきだと考えられます。

 

実際に私がやっていた対策としては、研究概要を家族のLINEグループに貼り、評価してもらいました。理系だが全く専攻の違う兄弟のみならず、文系の親とその他兄弟に読んでもらった上で理解できない部分を指摘してもらい、誰しもが理解できるような研究概要(400字ver.、A4サイズ1枚ver.・2枚ver.)を作成しました。おかげで多くの企業の方から研究概要が分りやすくて良いとの評判を頂くことが出来ました。

 

このように自分の専攻とは関わりのない人(家族、部活・サークル仲間、バイト仲間など)に客観的な意見を貰い、どんな人が読んでもある程度理解できるようなものを準備すると良いでしょう。

 

2-2.順序立てられた構成で簡潔に書く

就職活動における研究概要は卒業論文や修士論文とは異なり、字数や枚数に制限が設けられる場合が過半数を占めます。そのため出来る限り簡潔に書く必要があります。しかし、必要な事を理解できる形で書かれていなければ本末転倒です。従って、論理的かつ順序良く整然とした様式で書くことを心掛けましょう。

 

最も一般的な順序の例は、

Ⅰ.表題(研究テーマ)
Ⅱ.背景・目的
Ⅲ.内容(実験・結果など)
Ⅳ.考察・まとめ
Ⅴ.今後の展望・学び得た知識や技術など

 

です。字数制限によっては一部省かなくてはならないことはありますが、一般的にはこの順序に沿うことで整然としたものを作成できると思われます。

 

一例ではありますが私の研究概要を基に解説してみたいと思います。(一部伏字・改変あり)

まずは400字での研究概要説明

Ⅰ.「バイオ○○技術を用いた定量分析法の確立」を試みています。

Ⅱ.△△を用いる定量分析法は、高感度かつ正確な分析を行え、品質管理などで広く用いられます。私は実際に△△を作製し、定量分析法の確立を行いました。その際、●●などの問題点を知りました。そこで○○技術に着目しました。これは□□に分析対象と同じ形、大きさの空隙を形成し、それを認識する能力を付加する技術です。そしてこれと同様の操作をタンパク質などの生体分子に施すことをバイオ○○と呼びます。これを△△の代用として用いた分析法の確立を行い、上述の問題点を克服することが目的です。

Ⅲ.Ⅳ.(省いた)

Ⅴ.この技術では用いる物質について最適条件の検討が必要です。これにより適切な情報を得る力、自らプランを立てる力、結果を他の条件に応用する力を養えました。

 

400字という少ない字数の中では、どのような実験操作を行っているのか(Ⅲ(内容))、その考察やまとめ(Ⅳ)について記述するには到底字数が足りないと思い、それらを説明不足となっても無理やり入れ込むよりも、何故この研究を行っているのか(Ⅱ(背景))に字数を割く方が良いと考え、このような説明をベースとしました。

 

少ない字数(200~600文字程度)で記述しなくてはならない場合、どこに注力するのか、どこをアピールしたいのかといったバランスを考える必要があると私は考えています。

 

次にA4サイズ1枚または2枚での研究概要

Wordでも良いとは思いますが、私は図などが入れやすいPower Pointで作成してました。

これらは結構使い回しが効くので先に作っておくと安心だと思います。目安としてはインターン選考・本選考前に仕上げておくのが良いです。

 

1枚ver.

 

 

 

2枚ver.

 

 

これらをフォーマットとして、それぞれの項目ごとに簡潔にまとめていました。場合によっては企業側から記載する項目を指定されることもあるので、それに沿って臨機応変に対応していくと良いでしょう。

 

この時、強調したいところを太字or赤字にしたり、実験概要図や構造式の挿入、吹き出しを用いてコメントの挿入も行っていました。

 

人にじっくりと読んでもらうために、見やすさ・取っつきやすさを重点的に意識して作成することを心掛けていました。

 

私が受けた研究概要提出後の面接では、面接官がA4サイズの紙に印刷したものを見ながら質問を行われていたので、見やすさを確認するには一旦プリントアウトしたもので確認してみると良いでしょう。

 

ここで1つ気を付けてもらいたいことが、こういった研究成果は大学や研究室の知的財産として扱われるため、どうしても公に出来ない部分があるはずであることです。その為、作成時には必ず師事している先生方に内容の確認をお願いし、どこまで公にできるのかを確認するのが良いでしょう。

 

2-3.口調を揃える

 

これはES全般にも言えることですが、語尾は「です・ます」もしくは「だ・である」のどちらかに統一しましょう。

 

色んな口調が混ざっていると読み手からしてみれば少し違和感を覚えたり、気持ち悪さを感じたりするので、そんな些細な所で少しでもイメージを落としてしまうのはもったいないです。折角なのでこだわって書いてみましょう。

 

 

3.まとめ

皆さん、いかがでしたでしょうか?

最後にここまでの内容を簡潔にまとめてみます。

 

  • 研究内容を誰にでも理解してもらえるような「言葉選び」を!
  • 字数・枚数制限がある中で、必要な情報を取捨選択!
  • フォーマットを作って、その後は臨機応変に対応!

 

研究概要はかなりフォーマルなものであり作成にも時間を要するものですが、理系職志望者にとっては欠かせないものですのでじっくりと作りこんでいきましょう。

 

もし、ご質問や研究概要作成についてアドバイス、添削等を希望される方がいらっしゃいましたら是非ともお気軽にお声かけ下さい!(面談申し込みは、https://www.liberty-inc.co.jp/blank-2まで!)

 

 

【参考元】
https://job.mynavi.jp/conts/2021/sci/kenkyugaiyou/index2.html
https://shukatsu-mirai.com/archives/104335
https://jobshot.jp/column/13116
https://natsunatsuskin.com/career_recruit/research-summary/
https://es-labo.com/flow/jh-science/science-jh/science-student-study-howtowrit/
https://shukatsu-pakurin.com/kenkyugaiyou

 

 

【著者プロフィール】
九州大学大学院 薬学府 創薬科学専攻 修士2年
南 圭 (みなみ けい)
趣味:硬式テニス、音楽ライブ・フェス参戦、バイク、ウクレレ・ベース演奏
内々定承諾先:日清食品ホールディングス(R&Dコース・食品研究開発職)
インターンシップ参加実績:KMバイオロジクス、久原グループ、小林製薬、新日本科学、日清食品ホールディングス、バイオ科学、久光製薬(五十音順)

関連記事