
大手とベンチャーの違いって何?
今回のLiberty就活コラムは、多くの就活生に知っておいてもらいたい「大手とベンチャー」について書いていきます。
1.大手とベンチャーの違いを知ろう
みなさんが言う大手企業とはどのような企業のことを指すでしょうか?おそらく、規模が大きくて、安定していて、誰でも名前を知っているような有名企業をイメージするでしょう。
では、みなさんが言うベンチャー企業とはどのような企業でしょうか?おそらく、設立年数が浅くて、先進的なビジネスをしていて、チャレンジングな環境で、イケてる若手社員がいる、そんなイメージではないでしょうか。
一般的に言われる、大手とベンチャーの違いをまとめてみました。
※あくまでも一般的なイメージを書いています。もちろん企業によって異なります。
大手 | ベンチャー | |
従業員数 | 数千人~数万人規模 | 一桁人~ |
設立年数 | 数十年 | 設立まもない |
福利厚生 | 整っている | 整ってない |
社会的信用 | ある | ない |
キャリアアップ | 年功序列 | 成果主義 |
仕事の幅 | 狭い | 広い |
裁量 | ない | ある |
チャレンジ環境 | ない | ある |
成長速度 | 遅い | 早い |
大手
比較的規模が大きく、設立してから年数が経っている企業が多いです。
長い時間をかけて成長してきた企業であるため、ネームバリューもあり社会的信用は高いです。
また福利厚生が整っている企業も多いです。
一方で、年功序列が残っている企業も多く、どれだけ成果を残しても若いうちにはキャリアアップできない、仕事の幅も裁量も増えないというイメージもあります。
そのため安定はしているが、チャレンジングではないというのが一般的な大手のイメージでしょう。
ベンチャー
比較的規模が小さく、設立年数も浅い企業が多いです。
まだまだ成長途上であるため、ネームバリューもありません。そのため、「どこの企業?」「その企業大丈夫?」といった反応をされることもあるかもしれません。
また福利厚生が整っていない企業も多いです。
どの企業にも言えますが、特にまだまだ成長途上のベンチャーは倒産する可能性も低くないとも言えます。
一方で成長途上であるにもかかわらず、従業員が少ないため、若手にもどんどん仕事を任される、そして成果を出せば評価されるというのがベンチャーの特徴でもあります。
企業の安定性には欠けるが、チャレンジングな環境でどんどん成長していけるというのが一般的なベンチャーのイメージでしょう。
2.大手orベンチャーで悩むのはやめよう
大手にしようか、ベンチャーにしようか、みなさん一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
イメージを掴むために、大手とベンチャーという大枠で捉えることは良いでしょう。
しかし、「大手は安定しているけど、チャレンジできない」、「ベンチャーはチャレンジできるけど不安定なのが怖い」といった一般的に言われるイメージを、そのまま個々の企業に当てはめるのはやめましょう。
「チャレンジしたくてベンチャーに入ったが、あまりにもプライベートの時間がなくて辛い」
「安定しているから大手に行ったが、すぐ倒産した」
上記のような新卒は実際にいます。
何度も言いますが、「大手は安定している」「ベンチャーはチャレンジできる」といった単純な考えからは抜け出しましょう。
- それはどのような環境なのか?
- 本当にベンチャー企業じゃないとダメなのか?
- 実は大手のほうが成長できるのではないか?
- そもそもなぜ成長したいのか?
など、もっと深く考えて見ましょう。
大手でもチャレンジ環境のある企業はあります、ベンチャーでも安定経営の企業はあります。
一方で、大手でも倒産する企業もあります、ベンチャーでもチャレンジできない企業もあります。
「大手orベンチャー」の考えから抜け出して、もっと深堀って考えて見ましょう。
3.まとめ
いかがでしたか?
「大手orベンチャー」という大きい枠組みで考えるのではなく、自分の求めているものをはっきりとさせ、企業を探していきましょう!
そのためにも、まずは自己分析をしてみましょう。もし行き詰まったら、他人の意見を聞いてみるのも良いかもしれません。
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【著者プロフィール】
北九州市立大学 外国語学部 国際関係学科 4年
大野 悠也(おおの ゆうや)
趣味:卓球、お酒、カメラ
志望業界:インターネット系全般(特にWeb広告、EC)、人材
インターンシップ参加実績:佐々木総研、エン・ジャパン、パーソル、ネオキャリア、パソナ、リンクアンドモチベーション、デジタル・アイデンティティ、ソフトウエア情報開発、シティ・コムetc